卒業式祝辞の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
卒業式祝辞の書き方と用途
卒業式祝辞というものは学校長やPTA会長、来賓の方が卒業生に向けて送る祝いとはなむけのメッセージを送る目的で送られるものです。多くは卒業式の進行の中で、直接卒業生に向けてスピーチする形で伝えることになります。卒業生にとっては一生に一度の式です。将来、思い返した時に心に残るメッセージを伝えるようにしましょう。まずは卒業式祝辞の雛形として、書き出しと結びの言葉を紹介します。
卒業式祝辞の書き出し・結びの言葉
卒業式祝辞の書き出しはまず、卒業生に向けて卒業を祝う言葉を述べるようにします。この際に保護者の方々に対しても、祝いの言葉を付け加えるのもいいでしょう。本文として卒業生に向けてのメッセージを伝えます。あまり難しい言葉を使ったり、長文にしたりするのではなく、分かりやすい言葉で伝えるようにすることが大切です。最後に結びの言葉として、卒業生に向けてはなむけの言葉を伝えます。
卒業式祝辞の書き方の例文・文例01
卒業式祝辞の書き出しの例文にはこのようなものがあります。「平成◯年度卒業生の皆さん、本日はご卒業誠におめでとうございます。そしてご臨席の保護者の皆様にも重ねてお祝い申し上げます。」「本日◯◯学校をご卒業される◯名の皆さん、誠に卒業おめでとうございます。そして本日まで立派に育ててこられた保護者の皆様にも、お子様の卒業を心よりお祝い申し上げます。」
卒業式祝辞の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
書き出し部分では、PTAの関係者なのか、来賓なのか、ハッキリ伝える必要があれば簡単に自分の自己紹介をしましょう。卒業生や、その保護者の方々に対するお祝いの言葉をしっかりと述べます。卒業年度や、卒業生の人数、学校名などを入れると自分たちに向けての挨拶であるという印象が強くなりますのでお勧めです。その日の天候や時節の事柄について述べてもいいでしょう。
卒業式祝辞の書き方の例文・文例02
続いて、学校での生活や思い出についての例文です。「入学式の日にあどけない顔つきで正門をくぐった時、皆さんは楽しみにしていること、不安に思っていたことなど、色んなことを胸にしていらしたことでしょう。」「この◯年間で、皆さんはたくさんのことを学んでこられたことと思います。勉強はもちろん、部活動で培ってきたもの、友だちとの付き合い方など、学校でしか学べないことがたくさんあったことでしょう」
卒業式祝辞の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
学校生活ではたくさんのことを学び、経験するものです。それらを卒業生たちがどのように受け止めてきたのか、感じてきたのかを問いかける言葉を紡ぐのもポイントです。時には語りかけるような文面にすることによって、卒業生たちが一人ひとり、学校生活を振り返りやすくなります。地域によって特別な行事をする学校も多いものです。印象深いイベントなどについて述べるのもよいでしょう。
卒業式祝辞の書き方の例文・文例03
卒業生たちに向けて、今後のアドバイスなどを述べる際の例文です。「4月からはまた新しい生活が始まります。中学生(高校生)になると、今までよりももっとたくさんのことを学び、経験していかなければなりません。」「今日を限りに、皆さんはそれぞれ違った道を歩み始めることになります。これまで以上に、一人ひとりが責任を持って行動することが求められることでしょう。」
卒業式祝辞の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
小学校の卒業式と、高校の卒業式とでは伝えたい言葉というものも大きく変わってくるものです。その年齢層に合わせて、ふさわしいメッセージを伝えるようにしましょう。年長者としてアドバイスしたいことや、挑戦して欲しいことなど、具体的な例をあげることが大切です。しかし、卒業生たちを不安がらせるような内容になってしまわないように注意するようにしましょう。
卒業式祝辞の書き方の例文・文例04
最後には、卒業生たちに関わってきた学校の先生方に対してのメッセージを伝えます。「◯年間、時には厳しく、時には優しくご指導くださった先生方には心よりお礼申し上げます。」「これまでお世話になりました諸先生方、誠にありがとうございました。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」「◯◯学校のますますの発展を祈り、挨拶にかえさせていただきます。」
卒業式祝辞の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
祝辞を述べる立場によっても内容は変わりますが、伝えたいことは殆ど変わりません。それまで卒業生に指導をして下さった先生方に対する思いを素直に伝えることが大切です。思い出深いエピソードなどがあれば、組み込んでいくといいでしょう。また卒業生たちにとっては、学校という存在自体が非常に大きなものです。思い出の母校に対しても、感謝の気持を表すようにしましょう。
卒業式祝辞の書き方の例文・文例05
卒業式のスピーチだけでなく、祝電や手紙といった形で送る際の例文です。「卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんのますますのご活躍を心より楽しみにしております」「◯◯学校卒業の皆さん、ご卒業おめでとうございます。夢に向かって精一杯羽ばたいていって下さい」「卒業の皆さん、並びにご臨席の保護者の皆様、卒業おめでとうございます。」
卒業式祝辞の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
祝電は式に参加することが出来ない来賓の方々や学校関係者、OB・OGなどが祝辞を伝えたい場合に利用するものです。これらは式の最中に発表されることも少なくありません。また、プライベートでお祝いメッセージを送りたい場合にもお勧めです。電報の場合は、あまり長い文章は送れませんので、伝えたいことを絞って、分かりやすいメッセージを心がけましょう。
卒業式祝辞の書き方で使った言葉の意味・使い方
卒業式などでよく使用される言葉について幾つか例をあげて説明します。「ご臨席」というのはその場にいること・出席しているということを意味します。保護者や来賓、先生方など、敬意を表したい相手に対し「ご臨席頂いた◯◯方」といった使い方になります。「僭越」とは差し出がましいことをへりくだった言い方です。「僭越ながら◯◯させていただきます」といったような使い方をします。
卒業式祝辞の書き方と注意点
卒業生の年齢層に合わせて、言葉を使い分けることも大切なポイントです。特に小学生などの場合はあまり難しい言葉は理解することが出来ないものですので、わかりやすい単語を使い、一文も短めにするようにしましょう。一番お祝いをしたい相手に合わせた文にすることが大切です。保護者や先生方に対して何かを伝えたい場合には、きちんとメリハリをつけ、正しい尊敬語を使用するようにしましょう。
卒業式祝辞の書き方のポイント・まとめ
最近では多くの書式テンプレートサイトなどで文例が多く掲載されているものです。しかし、それらをそのまま使用してしまうと全く味気ない文になってしまいます。具体的な例をあげたり、自分の経験を織り交ぜながら、自分の言葉で紡いでいくことが大切です。また、あまり長くなりすぎてしまうとメインで伝えたいことが分かりにくくなってしまいます。一度実際に声に出して読んでみて、どれくらいの時間が掛かるのかを計測してみるのもお勧めです。
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