のし袋の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
のし袋の書き方と用途
のし袋の「のし」とはご祝儀袋の右端についている飾りのことで、おめでたいことに使う祝儀袋にしかついていません。また、お見舞いには水引が紅白の結びきりになっているものを使いますが、のしがついていないものを選びます。のし袋は目的に合わせた水引のものを選び、「御結婚御祝」のようにお祝いに合わせた表書きを書いて使います。水引を間違うと失礼になりますので注意しましょう。
のし袋の書き出し・結びの言葉
目的に合ったのし袋を選んだら、筆または筆ペンで表書きの言葉を書きましょう。たとえば結婚祝いの例文は「寿」や「御結婚御祝」など、出産祝いなら「御出産御祝」などです。水引の下には自分の名前を書きます。名前はフルネームで書いておきましょう。複数の人がお金を出し合ってお祝い金を渡す場合は連名にしておきますが、連名は3名までとし、それ以上なら代表者の名前の横に外一同と書いておきます。
のし袋の書き方の例文・文例01
結婚祝いを用意するときは、水引が10本で紅白結びきりのものを選びます。通常水引は5本ですが、喜びが重なるようにということで10本のものを使います。表書きは「寿」「御結婚御祝」が使われます。「御結婚祝」だと4文字になることを嫌われるので、「御結婚御祝」という書き方をします。また「祝御結婚」も4文字になるので祝と御結婚の間に1文字分のスペースを空け、「祝御結婚」という書式をします。おもt
のし袋の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
結婚祝いののし袋は、最初から「御結婚御祝」など表書きが印刷されたものがたくさん販売されています。のし袋の中でも結婚祝いのものが一番種類も豊富に見つかるでしょう。たくさんの種類がありますが、結婚祝いのものなら何でもよいわけではありません。サイズが大きく水引が華やかな装飾になっているものは、高額のお祝いをする人向けです。通常友人なら3万円が相場ですが、中身と不釣り合いなのし袋は失礼にあたりますので注意しましょう。
のし袋の書き方の例文・文例02
結婚式をおこなう側は、お祝いをもらうばかりではなく、御礼を用意しておかなくてはいけません。結婚式の日にはさまざまな人にお世話になります。たとえば結婚式場のスタッフや介添人、司会者、受付をしてくれる新郎新婦の友人などに御礼や心づけを用意しておかなくてはいけません。このときののし袋の書き方は「寿」か「御礼」になります。数千円なら水引が紅白結びきりのポチ袋に入れて渡しましょう。
のし袋の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
結婚式の当日は、御礼や心づけを用意しておかなくてはいけません。新郎新婦が直接渡す時間がない場合も多いので、それぞれの親に預けておいて、渡してもらうようにする場合が多いです。また、媒酌人がいる場合は、ご祝儀の2倍の御礼を渡すのが一般的です。10~20万円が相場となりますので、相応ののし袋に入れて「御礼」と表書きしたものを用意しておきましょう。
のし袋の書き方の例文・文例03
結婚式には遠方に住む友人を招待することもあります。しかし招待された人は、結婚祝いと交通費で負担が大きな負担になります。新幹線を利用するほど遠方から来てもらう方には交通費を渡すケースが多いです。この場合、紅白の結びきりが印刷されたのし袋を使います。表書きは「御車代」になります。媒酌人にお渡しするときも、「御礼」とは別に「御車代」を用意しておきます。
のし袋の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
遠方からはるばる来てもらうゲストには、御車代を渡す人が多いです。御車代は全額から半額出すケースが多いです。交通費を立て替えてもらわなくてもよいように、事前にチケットを手配したり費用を渡したりできればよいのですが、当日お渡しするのでしたら「御車代」と書いたのし袋にお金を入れて親に預けておき、渡してもらうように打ち合わせておくとよいでしょう。
のし袋の書き方の例文・文例04
出産の知らせを聞いたら出産祝いを贈るようにします。出産祝いは赤ちゃんが使うものや、ベビー服などを贈ることも多いですが、他の人のお祝いと重複してしまう可能性もあります。そのため好きなものを自由に買ってもらえるよう出産祝いにお祝い金を贈るのも喜ばれるでしょう。出産祝いは水引が紅白で蝶結びののし袋を選び、表書きは「御出産御祝」や「御祝」と書きます。
のし袋の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
出産祝いのお祝い金を贈るときののし袋は紅白で蝶結びになっているものを選びます。同じお祝いでも結婚祝いとは違いますので注意しましょう。結婚祝いは紅白で結びきりですが、結びきりは簡単にほどいて結び直すことができないので、一度だけにしたいことに使います。しかし出産は何度でもおめでたいので、簡単に結び直すことができる蝶結びののし袋を使います。
のし袋の書き方の例文・文例05
親戚の子どもが入学や進学したら、入学祝いを贈る人が多いでしょう。入学祝はボールペンや百科事典など、学習に役立つものを贈ることもありますが、お祝い金を贈るなら水引が紅白で蝶結びののし袋に入れてから渡します。表書きは「入学御祝」や「御入学御祝」などです。入学式の時期を待たずに3月のうちに贈ると入学の準備に役立ててもらうことができるでしょう。
のし袋の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
入学祝は親戚の間ではもらったり贈ったりの繰り返しとなることがあります。もらった人に贈り忘れることがないよう、注意をしておかなくてはいけません。誰にいくらもらったということも書き残しておくとよいでしょう。小学校の入学祝として祖父母はランドセルや学習机をプレゼントするケースも多いです。誰が何を贈るか早めに打ち合わせておくとよいでしょう。
のし袋の書き方で使った言葉の意味・使い方
結婚式でお世話になる人に感謝の気持ちとして心づけを用意しておきます。心づけとはお世話になる人へ感謝の気持ちをこめて渡すものです。結婚式では式場のスタッフや介添人をしてくれる方へ心づけを用意しておきます。式場の方針で辞退される場合もありますが、余裕を持って多めに用意しておくと安心です。お手伝いをしてくれる友人にはお礼と言う言葉の方が自然です。
のし袋の書き方と注意点
のし袋を選ぶ時は、水引に注意して選ばなくてはいけません。結びきりと蝶結びを間違えないように注意して選ぶようにしましょう。また、のし袋は何のお祝い金を贈るかによって書き方が違います。表書きはほとんどの雛形が〇〇祝になりますが、文字数が4文字になってしまわないように「御結婚御祝」や「御出産御祝」というように御の文字が2回入ることもあります。
のし袋の書き方のポイント・まとめ
のし袋は手紙のように長い文を書けないので、短い表書きで御祝いを表現しなくてはいけません。しかし入学祝ののし袋などは、「ご入学おめでとう」というように、親しみがある言葉で書かれたものもあります。のし袋は金額に不釣り合いなほど豪華なものを選ぶと失礼になりますが、中身に合わせたのし袋でもさまざまな種類のものが販売されていますので、素敵なのし袋を探して御祝いの気持ちを表してはいかがでしょうか。
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