進退伺いの書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
進退伺いの書き方と用途
進退伺いは、重大なミスを犯した場合や、会社に大きな損害を与えた場合などに、当事者が社長や上司に宛て出すものですが、当事者ではなく、中間管理職が出す場合もあります。書き方は一定の書式があって、ごく簡単に、と言うのが原則で、社長を含めた役員会などで、この取り扱いを協議、結論を出します。審議の結果「お咎めなし」と言う場合もありますが、事件のケースによっては、そのまま退職と言うこともあります。
進退伺いの書き出し・結びの言葉
進退伺いは、進退伺いを出すに至った経過を細かく書かないのが原則です。「進退伺平成〇〇年〇月〇日に私が引き起こしました〇〇〇〇〇により、会社に多大な損害を与えてしまいました。ここに深くお詫び申し上げます」これが退職伺を出す理由です。最後に「進退につきましては何分のご指示をお願い致します」で、結ぶのが一般的です。当事者が出すのか、中間管理職が出すのかは、前もって話し合って調整することが大切です。
進退伺いの書き方の例文・文例01
当事者が社長に直接出す場合。「進退伺平成〇〇年〇月〇日に私が引き起こしました〇〇〇〇〇により、会社に多大な損害を与えてしまいました。ここに深くお詫び申し上げます。今回の不祥事(不始末)は、私の〇〇〇〇によるものと責任を痛感しております。今後小職に対してのいかなる処分も承る所存でございますので、進退につきましては何分のご指示をお願い致します。以上」
進退伺いの書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
進退伺いの書き方の例文・文例01は、当事者が直接社長に宛て進退伺を出した例ですが、自分の不注意を深く詫び、責任を痛感している旨をはっきりと書いてあるところがポイントになります。ここでは不祥事の細かい経過や、弁明などは一切書かないのが原則です。一定の書式に則って書くのが通例ですが、書式に従って筆で縦書きにするのが最も好ましいやり方です。最近はワープロで横書きと言うのも増えてきています。
進退伺いの書き方の例文・文例02
中間管理職が社長に出す場合「進退伺平成〇〇年〇月〇日に当課の〇〇〇〇が引き起こしました〇〇〇〇〇により、会社に多大な損害を与えてしまいました。ここに深くお詫び申し上げます。今回の不祥事(不始末)は、私の管理不行き届きによるもので管理責任を痛感しております。今後私に対してのいかなる処分も承る所存でございますので、進退につきましては何分のご指示をお願い致します。以上」
進退伺いの書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
進退伺いの書き方の例文・文例02のポイントは、中間管理職が、部下の起こした不祥事に対して、管理不行き届きだったことを認め、管理職としてその責任を認めているところです。このため、「いかなる処分も承る所存」と覚悟を決めていますが、こうした潔さが認められ「お咎めなし」という処分が下されることもあります。この進退伺を出すときは、退職届もあわせて同封しておけば覚悟のほどが、社長、役員らに伝わりやすいでしょう。
進退伺いの書き方の例文・文例03
自分では大きなミスと認識していないのに、進退伺を出すように上司から求められることがあります。理不尽な要求であっても拒否は出来ないので、どういう進退伺に仕上げるのかが焦点となります。「進退伺平成〇〇年〇月〇日に小職が関与する〇〇〇〇の事故が発生し、会社に多大な損害を与えましたことを、深くお詫び申し上げます。今回の事故は私も一部関与しておりましたので、私に対してのいかなる処分も承る所存でございますので、進退につきましては何分のご指示をお願い致します。以上」
進退伺いの書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
進退伺いの書き方の例文・文例03のポイントは、引き起こした事故に対して「一部関与」という点です。会社に迷惑をかけたことは認めつつも、総ての責任があるわけではないということを暗に訴えています。ここで細かいことを書き連ねたのでは却ってマイナスイメージになってしまいますので、この程度に止め、会社側の理解を待つことが正しいでしょう。ちょっとしたみすでも、しつこく追及されて退職に追い込まれると言うケースがありますので進退伺を出す場合は、慎重に書くことが大切です。
進退伺いの書き方の例文・文例04
進退伺を出す前に、始末書、顛末書といったものを出す場合があります。始末書、顛末書では済まなくなり、進退伺を出す事態になったら、それなりの覚悟を決めなければなりません。この場合の進退伺は極めて簡単なものになります。「進退伺平成〇〇年〇月〇日に発生した事故で、会社に多大な損害を与えましたことを、深くお詫び申し上げます。今回の事故は総て私の責任によるものでありますので、私に対してのいかなる処分も承る所存でございますので、進退につきましては何分のご指示をお願い致します。以上」
進退伺いの書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
進退伺いの書き方の例文・文例04のポイントは、自分に総ての責任があることを率直に認め、いかなる処分も承る、と覚悟を決めていることです。この進退伺を出すときは、退職届も同封するのが一般的です。これに対して会社側がどういう結論を出すのか判りませんが、減給レベルで落ち着けば先ずは一安心と言うところです。厳しい場合は懲戒免職もあり得ます。これは事件の内容にもよりますが、社会的な責任を問われるような性質のものであれば、止むを得ない判定と言えます。
進退伺いの書き方の例文・文例05
団体、組合といった組織の中で発生した不祥事での責任の取り方は一般の会社とほぼ同じで、進退伺の出し方も大きな違いはありません。「進退伺平成〇〇年〇月〇日に発生した不祥事で、当組合に多大な損害を与えましたことを、深くお詫び申し上げます。今回の不祥事は総て私の責任によるところが大でありますので、私に対してのいかなる処分も承る所存でございます。進退につきましては何分のご指示をお願い致します。以上」
進退伺いの書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
進退伺いの書き方の例文・文例05のポイントは、組合内で発生した不祥事の責任を、当事者が総て負っているところです。団体、組合内で発生する不祥事の多くは、金銭が絡んでいますが、この場合は出納責任者の責任が問われます。自分が当事者でなくても金銭出納事務で、管理が行き届かなかった責任を問われます。役員会などで問題になた場合は、出納責任者は進退伺いを出すことになりますが、責任が警備であれば「お咎めなし」と言う場合が多いようです。
進退伺いの書き方で使った言葉の意味・使い方
進退伺で使われる言葉は、ほとんどが一定の言葉で、それ以外の言葉はあまり使われません。それだけに使い方を謝ると、とんでもない方向に話は進んでしまいますので、決められた書式の中で自分の意思をはっきりと伝える努力、工夫が大切です。中間管理職が、部下の責任を取る形で進退伺を書く場合は特に気をつけなければいけません。大事な部下を擁護しつつ、自分の地位も確保すると言う難しい立場に立たされるので、それなりの潔さが求められます。
進退伺いの書き方と注意点
進退伺と言うのは、自分が退くべきか、否かについて、役員、社長の判断を求めるもので、一度出た判断は覆すことが出来ません。このため、一字一句が大きい意味を持ってくるので、慎重に書かなければなりません。一般的には「いかなる処分も承る」という表現が使われますが、これを書いたのが中間管理職であった場合は、その覚悟の大きさと、潔さが、評価されることになるかもしれません。とにかく、言い訳、弁明を書き込むことは絶対にやってはいけません。出来ない部分を個人的な手紙で訴えると言う手段はあります。
進退伺いの書き方のポイント・まとめ
進退伺を出すのが部下であれ、中間管理職であれ、上級幹部であれ書式は同じです。位によって書き方が違うと言うことはありませんが、そこに書かれた言葉の持つ意味は大きく変わります。こんため」、上位になればなるほど言葉選びは大切になってきます。退職願と違って進退伺は辞めることが前提ではありません。そこに微妙な感情が生じるわけですから、決められた書式、雛形の中で自分の立場をどう表現し、理解して貰うかはまさに勝負どころといえましょう。
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